みやぎ連携復興センター定例会議

夏らしい季節になってきましたね。せんだい・みやぎNPOセンターの登坂です。

GWもあっという間に過ぎてしまいましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?ブログアップが行われておりませんでしたが、連携復興センターおよび連携復興センターメンバー団体は、熱く宮城県内での活動を行っております。5月9日(月)に開催された定例会について報告します。

本日は、オブザーバーとしてせんだい・みやぎNPOセンター理事、イートス社増子社長、社団法人宮城県情報サービス産業協会(MISA)渡辺さん、メディアテーク北野さんがいらっしゃいました。

オブザーバーのMISA渡辺さんより現在一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)等にて検討されている被災地の公共施設にPCおよびその周辺機器の貸与・据え付けまでを無償で行うICT支援応援隊事業の紹介がありました。

現在工事が進められている仮設住宅の集会スペース等の場での設置や、復興支援事業に対応するNPO団体への貸与が可能とのことでした。連携復興センターメンバーもこの制度を活用していきたいと考えていますが、ブログをご覧の皆様で市民活動団体を運営されている方で、ご興味がありましたら、MISAまでご連絡をしてみてください。

以降各団体からの現状報告を簡単にご紹介します。

【JPF】
ジャパン・プラットフォーム「共に生きる」ファンドの募集を開始。全体の助成上限を10億円と設定しており、第一次の募集〆切を5月11日に設定し、5月19日には助成決定をしていくことを検討している。その後も、5月下旬、6月上旬と二次、三次の募集も行っていく予定であるため、連携復興センター参加メンバーや、他の市民活動団体から広く助成金の募集を進めていきたい。
↓ファンドの募集要項
http://www.japanplatform.org/area_works/tohoku/fnd/oubo.pdf

【PSC】
●支援金として現在200万円があつまったところ、諸経費を引いた残り180万円を復興支援活動を展開するNPO 6団体(気仙沼3、石巻1、仙台2)に対して供与していく予定。

●4月30日に開催された仮設住宅説明会に参加。赤十字から供与される家電を除いて、その他生活用物資が十分に設置されていない状況であることが確認された。PSCは仙台市内の仮設住宅における物資配布等支援を行っていく予定。

●PSCでは、IKEAから提供される生活物資の仮設住宅への設置作業支援を行う予定。

【つなプロ】
●多賀城市でのアンケート結果のデータ入力作業が完了、現在統計データの分析作業中。至急対応が必要と思われたものについては医療関係者の派遣を検討中。初歩的な分析結果であるが、アンケート回答者のうち5~10%は慢性疾患をかかえているにもかかわらず医師に相談していないというケースが見られた。その要因として、医療巡回、地元の医療施設はサービスを提供しているが、物理的にそのサービスにアクセスすることができないという問題があげられる。今後も分析を進めて情報共有を行う。

●5月19日より10か所を拠点として、避難所に三人一チームの人員を貼り付ける形のニーズアセスを行う予定、計7週間実施される予定。派遣予定地は、気仙沼2、石巻4、南三陸2、東松島2の計10か所。

【せんだい・みやぎNPOセンター】
●せんだい・みやぎNPOセンターにて検討を開始している公益財団法人立ち上げについて紹介。第一段階として今月を目途に一般財団法人を設立すべく、その要件となる300万円のファンドレイジング、設立発起人総会を行う予定。大きな枠組みは、京都にて設立・運営されている京都地域創造基金を参考としていく。

●4月上旬の余震によって開催が延期されたNGO間の活動状況、今後の活動予定を情報共有する場を設ける予定。5月16日(月)13時半から3時間程度会議を市民活動サポートセンターで開催する。

オブザーバーとして参加されたイートス社増子社長、MISA渡辺さん

会議の様子(少し暗くなってしまってますね・・、迷カメラマンで恐縮です。)

最後までお読み頂きましてありがとうございました!

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